Asia SEEDは、前身の日本インドネシア科学技術フォーラム (JIF)が1984年に発足して以来、一貫してアジアを中心とした多くの国々の人材育成支援を目的とし、日本の高等教育及び研究機関との交流を促進する活動に従事してきました。発足後40年の間に、グローバル化の進展、情報技術革新、そして国際社会における多様性の尊重など、世界情勢はめまぐるしい変化を遂げ、それとともに私たちが直面する課題も常に進化しています。
Asia SEEDはこうした時代の変化に適応し、柔軟かつ先見的な支援を提供してまいりました。当機構が有する各国政府ならびに教育機関との強力なネットワークを活かし、留学支援、大学研究能力強化、ならびに諸外国の教育・人材育成のニーズに合致した協力プログラムの開発とコンサルタント業務を活動の柱としております。
また、近年ではニーズの多様化に伴い、活動の場をアジア以外の国々に拡大するとともに、分野も高等教育に限らず日本型全人教育カリキュラムの普及などにもチャレンジしております。
Asia SEEDはこのような多岐にわたる国際協力活動を通じて得られた専門性と柔軟な発想力を活かし、新たな価値創造へと不断の努力を重ねながら、より複雑化する人材育成の課題解決に貢献してまいります。
理事長 所澤光