今、世界の人口の約60%を擁するアジアでは、地域経済統合とグローバル化への力強い動きが見られます。また、経済グローバル化による科学技術の急速な発展にともない、高等教育を受けた新しい中産階級（Neo Middle Class）が台頭してきており、彼らを中心とした新しいアイデンティティが形成されつつあります。

このような高い経済成長を背景として、アジア諸国内で増加してきているより高い質と高いレベルの教育を求める人々と日本人が、教育を通じて互いに尊敬できる良い友人になることは、日本のこれからの発展にとって大きな意義を持っています。Asia SEEDは、こうした状況において、次の2つの活動が日本の未来にとって非常に重要と考えます。

1. 現在日本にある巨大な高等教育資源を、アジアで日々増大している人材育成ニーズに活かす道を整備する。
2. 日本の若者たちにアジア諸国の優秀な人材とともに学ぶ機会を与えることによって、新しい地域統合の時代のアジアで活躍するための能力養成を図る。

Asia SEEDは、そのための触媒、水先案内人、架け橋、あるいは御世話係となることをもって自らの使命とします。