エジプトの高等教育、基礎教育、保健医療分野の現状・課題の洗い出しにおいては、1週間から1ヶ月間のエジプト渡航を計8回実施し、現地では、カウンターパート(高等教育省、教育省、保健省スタッフ等)とミーティングの機会を設け、また、複数の大学・小学校・病院・その他政府機関の視察を通じて現場の声を拾い上げました。こうして得られた各種情報を基に、カウンターパートとともに、具体的な支援策の骨子を以下の通り発展させました。
- 高等教育:エジプト人留学生(修士・博士)派遣および本邦大学・エジプト国内大学間の研究協定・交流を促進させ、エジプトにおける教育・研究レベルの底上げを図る(短期・長期留学プログラム、大学間協定促進等)
- 基礎教育:エジプトにおける基礎教育(小学校教育)のカリキュラム策定を担える人材を育成し、エジプト全土に「日本式教育」機関(「エジプト-日本学校」)を普及させる(本邦小学校における視察、研究機関における研修等)
- 保健医療:エジプトにおける医療技術の向上、医療制度の刷新を担える人材の育成(本邦医療機関における外国人臨床修練制度を利用したOJT、研究機関における研修等)