活動内容

モンゴル国 高等専門学校型教育にかかる情報収集・確認調査

カテゴリ : 調査研究

地域 : モンゴル / 東アジア

期間 : 2016年11月 ~ 2017年4月

発注者 : 国際協力機構(JICA)

2016年2月、モンゴル政府は「モンゴル 持続可能な開発ビジョン2030」を発表しました。そこでは「先端技術や技術改革に基づく輸出加工産業の発展」を目標に掲げ、エンジニアへの需要の高まりから、産業発展を支える人材基盤を整備するための高等教育制度の改善や、産学連携事業の開発が発表されました。加えて、2016年には法制度が改正され、高専型教育を導入する教育機関が法的に整備されました。もともとモンゴルでは、実践的な技術を習得できる「高専型教育」への関心はとても高く、3校の日本型高専が少し前から開校されていましたが、法的な位置づけが確立されたことにより、高専型教育の導入が今後ますます進むことが予想されます。
このような状況の下、本事業は、改めてモンゴルの高専教育をとりまく政策・現状・課題・産業界のニーズ等を分析し、将来のモンゴルにおける高専型教育のあり方について提言を行うことを目的として、実施されました。

高専とは?

高等専門学校(高専)とは、中学校卒業生を受け入れ、5年間の一貫教育を行うことで、実践的な技術者を育成する日本独自の学校です。全国に国立が51校、公立が3校、私立が3校設置されています。国立の51高専は、国立高等専門学校機構として一つの独立行政法人を形成しています。