モンゴル工学系高等教育支援事業（M-JEED）ツイニング・プログラムの編入学生に対する選抜は、書類だけで選考する大学と、面接試験も課す大学があります。
昨年までは、日本から多数の教職員の方々が11月にウランバートルに渡航し、現地で面接を行っていました。
今年はコロナ禍により渡航できないため、モンゴル科学技術大学の教室と日本の大学をインターネットで繋いで面接する準備を進めていました。

ところが、試験1週間前、モンゴル国内の感染拡大により住民に対する外出制限が発令され、受験生はモンゴル科学技術大学のキャンパスに行くことができなくなりました。
この事態への対応を、モンゴル側およびアジアシードと大学が相談し、関係者間で急ぎ調整しました。
その結果、面接を予定していた一部の大学・学科は書類選考のみに切り替えましたが、多くの大学・学科は受験生の自宅からZoomで繋いで面接を実施することとなりました。
急ピッチで予定を変更しましたが、モンゴル科学技術大学の先生方にも日本の大学と受験生との連絡をお手伝い頂くなどモンゴル側と日本側が力を合わせ、面接試験を無事に実施することができました。
2021年春に日本に渡航し大学3年次に編入する学生が、年明けに確定する予定です。